動物への新型コロナ感染

新型コロナウイルスがなかなか終息せず、不安な日々が続いていますね。

パンデミックの発生から1年以上が経過しましたが、新型コロナウイルスが動物に及ぼす影響はいまだ殆ど解明されていません。

2020年2月に香港で犬の感染が初めて確認された後、これまでに世界的にはゴリラ、トラ、ライオン、ミンク、ユキヒョウ、ピューマ、フェレット、イエネコの感染が報告されています。そして特に大型類人猿(ゴリラ、ボノボ、オランウータンなど)は新型コロナに感染しやすいという事実があるようです。

そこで心配なのが野生のゴリラ。

野生のゴリラは家族でグループをつくって生息していますが、ただでさえ生息数が減少しており絶滅の危機が懸念されている上に、もし1頭が感染し、そしてその家族に感染が広がってしまったら・・・。

野生のユキヒョウも、もともと絶滅危惧種に分類されていますし・・・。

いろいろ心配は尽きませんが、朗報もあります。

アメリカのサンディエゴ動物園ではすでにオランウータンやボノボにワクチン接種が試みられています。
また、新型コロナに感染して重症だったゴリラは、モノクローナル抗体治療を受けた後、現在回復に向かっているとのこと。今後は動物園にいる他のゴリラにもワクチン接種を予定しているそうです。

 

今後全ての動物にも有効なワクチンが開発され、そして画期的な治療の情報も沢山出てきてくれたらいいですね。
一日もはやく、ペットも私達も安心して過ごせる日が戻って来ることを願ってやみません。

2021年03月09日